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内部告発と公益通報

2014.01.27.Mon.21:20
社労士

 連載している労働基準広報の2014年2月1日号は、内部告発と公益通報について解説しています。具体的項内容は、*公益通報者保護法と内部告発、*保護される公益通報とは *目的の公益性  *オリンパス事件 *内部通報・行政通報・外部通報 *申告と公益通報等です。
 今回は、このうち、通報先によって保護要件が異なる、内部通報、行政通報、外部通報の概要について紹介していくことにします。


弁護士  

 公益通報者保護法は、①内部通報については通報対象事実の発生があった(「まさに生じようとしている場合も含みますが、これを含めて「通報対象実の発生」と表現します)と「思料する場合」を保護要件とし、②行政通報については通報対象事実の発生を「信ずるに足りる相当な事由」がある場合を保護要件とし、③外部通報については通報対象事実の発生を「信ずるに足りる相当な事由」に加えて、内部通報や行政通報をすれば「不利益な取扱いを受けると信ずるに足りる相当の理由」だとか、内部通報では証拠を隠滅されると「信ずるに足りる相当な理由」があることなどを保護要件としています(3条)。つまり、保護されるためのハードルが、内部通報、行政通報、外部通報とだんだんと高くなっています。


社労士  

 例えば、労働者が使用者の違法行為があったと考えて、行政機関に通報したものの、それが誤解で、実際はそうではなかった場合にはどうなるのですか?


弁護士  

実際には使用者の違法行為はなかったとしても、それがあると考えるのももっともという場合には、公益通報者保護法によって不利益取扱いから保護されます。


社労士 
 このような要件を設けたのは、意図的な虚偽通報や思い込み通報による損害から使用者を保護するためですね


弁護士  

 そうです。そこで、通報が内部にとどまっている場合には、使用者には損害が及ばないだろうと考えて、内部通報では要件が緩和されています。


社労士

  以上のほか、公益通報と内部告発について、色々な角度から解説をしておりますますので、労働基準広報の2014年2月1日号をご覧になっていただければと思います。


紹介
 *社労士  森井博子 元労働基準監督署長
 *弁護士  森井利和



*****森井労働法務事務所関連出版物の紹介*****

「The検証!! 労働災害事件ファイル」(労働調査会)森井博子&森井利和共著

「実務に活かす労働審判」(労働調査会)森井利和著


事件ファイル

労働審判

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食品加工用機械での指切断災害

2014.01.25.Sat.21:43
社労 


連載している労働安全衛生広報の1月15日号、「食品加工用機械での指切断災害」を取り上げています。事案は、工場内でブロックの冷凍肉をバンドソーで切断していたところ、肉を支えていた手が滑りバンドソーの刃部に右手人差指の第1関節部分が接触して第1関節上部を切断したというものです。この中では、バンドソーによる指切断事故の原因と対策、改正労働安全衛生規則のポイント(平成25年10月1日施行)、事業者に対する監督署の是正勧告例(使用停止等命令)、規則改正に関連する法律、政令、省令、通達等について解説をしてます。今回はこの中から、平成25年10月1日施行された食品加工用機械関係の安全衛生規則改正のポイントについて紹介します。


弁護士

 平成25年4月12日に労働安全衛生規則が改正されて、食品加工用機械関係は同年10月1日に施行されています。ここでは、食品加工用切断機、食品加工用切削機の刃へ覆い等の設置や原材料の送給、取出しにおける危険防止対策、食品加工用粉砕機・混合機の危険防止対策、食品加工用ロール機の危険防止対策、食品加工用成型機・圧縮機の危険防止対策(労働安全衛生規則130条の2から130条の9)が、使用者の措置義務として追加されました。
 
 これまで食品加工用機械に対する特別規定が労働安全衛生規則になく、他方で食品加工用機械による労働災害が多く発生していたために、食品加工用機械を規制対象とした危険防止措置を講ずる必要性が生じたからです。今回の労働安全衛生規則の追加は、労働安全衛生法20条1号の「機械による危険」を防止するための「必要な措置」の具体的内容を追加するものであり、同法27条1項の委任に基づくものです。そこで、この追加により、労働安全衛生規則の追加部分に違反した事業者は、同法119条1号の罰則規定の対象ともなります。


社労士
 
食品加工用機械関係の改正のポイントは以下のとおりです。

ポイント1 食品加工用切断機・切削機の対策
① 切断機・切削機による切断・切削に必要な部分以外への覆い、囲い等の設置(第130条の2)
*留意1「食品加工用切断機又は食品加工用切削機」とは、スライサー、チョップカッター、バンドソー等の刃部により、食品の原材料の切断又は切削を行う機械をいう。
*留意2「覆い、囲い等」の「等」には、光線式安全装置が含まれる。
② 切断機・切削機への原材料の送給・取り出し時には、原則として、機械の運転を停止するか用具等を使用する(第130条の3・4)
ポイント2 食品加工用粉砕機・混合機の対策
① 粉砕機・混合機の開口部への蓋等の設置(第130条の5)
② 粉砕機・混合機への原材料の送給・取り出し時には、原則として、機械の運転を停止するか用具等を使用する(第130条の6・7)
*留意1「食品加工用粉砕機又は食品加工用混合機」とは、ミキサー、ミル、らいかい機等の回転する可動部分によって、食品の原材料の粉砕、破砕、混合、混練又は
攪拌を行う機械をいう。
ポイント3  食品加工用ロール機の対策
① ロール機の危険な部分への覆い・囲い等の設置(第130条の8)
ポイント4  食品加工用成形機・圧縮機の対策
① 成形機・圧縮機に挟まれるなどの危険があるときは覆い、囲い等を設置(第130条の9)
ポイント5  機械の「調整の作業」を機械の運転停止義務の範囲に追加
① 機械の目詰まり等の調整時には、原則として、機械の運転を停止する(第107条)
*留意1 機械の掃除、給油、検査又は修理における運転停止等は改正前から規定

以上に関連して、今回は、法律、政令、省令、通達等の関係を詳細に解説していますので、ご覧になって頂きたいと思います。


紹介
 *社労士  森井博子 元労働基準監督署長
 *弁護士  森井利和



*****森井労働法務事務所関連出版物の紹介*****

「The検証!! 労働災害事件ファイル」(労働調査会)森井博子&森井利和共著

「実務に活かす労働審判」(労働調査会)森井利和著


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