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過労死白書

2016.12.29.Thu.01:26
社労士

労働基準広報の2016年12月1日号の
 
     弁護士&社労士がズバリ解決!
                   ~労働問題の「今」~


ですが、過労死白書についての下記の二つの質問に答えています。


① 「過労死白書」がまとまったとのニュースを見ました。一昨年施行された過労死等防止対策推進法に基づく初めての「白書」ということですが、この白書のポイントとそれを踏まえて企業として留意すべきところについて、ご教授ください。


② 当社では、長時間労働を行っている部署があります。
「過労死等防止対策白書」が最近でましたが、その中で「長時間労働の削減のための周知・啓発の実施」の記載中に「平成27 年から月100 時間超の残業を把握したすべての事業場や過労死等を発生させた事業場に対する監督指導を行うこととした。」とされています。この基準からすれば、当社も対象になるのではないかと思います。新聞等を見ると、長時間労働を行っている会社が送検されたという記事もあります。対象になるとどのような監督がされるのでしょうか?

今回は、①の質問の白書のポイントの箇所を紹介します。


*過労死等防止対策白書



社労士  

 ご質問の「過労死白書」というのは、平成28年10月7日に厚生労働省が公表した「平成27年度我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」(以下、「過労死等防止対策白書」)」のことですね。これは、同日、政府が、過労死等防止対策推進法に基づき、閣議決定したものです。


弁護士  

 この「過労死等防止対策白書」は、平成26年に成立・施行された過労死等防止対策推進法(以下「過労死防止法」)の第6条で、「政府は、毎年、国会に、我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況に関する報告書を提出しなければならない」と規定されていることから、今回この報告書として白書が策定され、初めての国会報告になるものです。


*過労死等防止対策白書のポイント


弁護士  

今回の白書のポイントはどのようになっていますか?


社労士 

 ポイントは以下の4点と発表されています。
①過労死等防止対策推進法に基づく初の白書
②過労死等防止対策推進法が制定に至るまでの経緯などについて記載
③過労死等の実態を解明するための調査研究(労働者の労働時間だけでなく、生活時間の状況等の労働・社会面からみた調査や、労災認定事案のデータ ベース構築など)など、平成27年度に行われた過労死等防止対策の取組に ついて記載
④過労死等防止対策に取り組む民間団体の活動をコラムとして紹介
  また、内容は、第1章 過労死等の現状 、 第2章 過労死等防止対策推進法の制定 、 第3章 過労死等の防止のための対策に関する大綱の策定、第4章 過労死等の防止のための対策の実施状況 に加えて資料編の順でまとめられています。


紹介
 *社労士  森井博子 元労働基準監督署長
 *弁護士  森井利和




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